語りえぬものはかく語りき

柾葉進の徒然なる随想ブログ

2013-05

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[2013-05-07]  キャラクターの個性獲得  

美少女ゲームを一つの文化的な作品として見るとき、多くの場合(特に昔の作品)に当てはまる欠点に「女性キャラクターの性格および言動が、作品という形式から独立できていない」というのは前々から自分も感じているところではありました。

どういうことかというと、簡単に(そして極端に)言えば女性キャラクターが「我々にとって都合の良い女の子」でしかないということです。

例えば、ある美少女ゲームにおいてAとBという二人の少女が主人公に少なからず好意を抱いてるものとします。こういう場合、たいてい物語途中に選択肢があり、その選び方によって主人公がAと結ばれるか、Bと結ばれるか等にルート分岐します。そして、たとえばAを選んだ場合、たいてい話の焦点はAのみに当てられ、Bはあんまり出てこなくなったり、Aと主人公との恋を無条件に応援したり見守ったりする役回りになってしまうことが多いわけです。

Aと主人公とは相思相愛になれてハッピーですが、「それじゃBの気持ちはどうなるんだ?」って感じですよね。つまりここではBという少女の意思が都合良く無視されているわけです。「主人公はAとくっつくんだから、Bは大人しく引き下がっておいてくれ」とでも言わんばかりの、作品の都合という圧力下での、Bに対するいわば意思の調整が行われている。

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柾葉 進  (まさば すすむ)

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哲学、歴史、文学、評論等。アニメやエロゲ(美少女ゲーム)を切り口にして論じたものが多数あります。

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