新刊案内

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新刊案内です。

このたび暗黒通信団さんから新刊を出させていただくことになりました。

 ①「『永遠の0』と『魔法少女まどか☆マギカ』の類似点に関する考察」
 ② 「美少女ゲームに見るニーチェの思想」

の2冊です。

コミックマーケットC88の一日目8/14(金)の「東パ53b:暗黒通信団」にて頒布させていただきます。僕本人は所用で行けませんが、もし興味がある方がいたら是非ともお立ち寄り下さい。拙い文章だと思いますが、温かい目で読んでいただければ幸いです。(批判もお待ちしております。)なお、各種インターネット通販等でもお買い求め頂けます。



「『永遠の0』と『魔法少女まどか☆マギカ』の類似点に関する考察」





2013年に映画化されて反響を呼んだ『永遠の0』、そして2011年にTV放映されて話題となった『魔法少女まどか☆マギカ』。戦争小説と魔法少女アニメというまったく違うジャンルでありながら、実はこの二作品の間にはある共通点が見出せます。それは単純に似ているというだけの話ではなく、戦後70年を目前にしたこの時期にこれらの作品が制作されヒットしたということに、筆者は一つの意味を見出します。そこには日本における個人主義vs全体主義の構造の独自性が大きく関わっていました。最終的には日本精神の根底に流れる武士道の議論へとシフトし、合理主義の吹き荒れる現代社会に対して日本人がどのような態度で臨むべきかについての提言を行います。【柾葉進著/2015年/A5 44P 価格300円(税抜)】


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「美少女ゲームに見るニーチェの思想」





2011年にKeyから発売された美少女ゲーム『Rewrite』を取り上げます。田中ロミオの独特の筆致が炸裂する本作ですが、この物語に内包された様々な特徴を一元的に理解するためには、19世紀末のドイツの哲学者フリードリヒ=ニーチェの思想こそが必要だと考えます。したがって本書ではこのニーチェの思想をまずわかりやすく解説した後、『Rewrite』のあらすじと結末を紹介し、そこにいかなる共通点があるのかを明らかにした上で、『Rewrite』の中に秘められた芸術的とも言える哲学性にアプローチします。そしてその後、『Rewrite』との共通点をもとにニーチェ思想の奥行きや反宗教性についても理解を深め、日本人の道徳観との類似点および差異を論じ、我々現代日本人がニーチェの思想をどのように位置づけるべきかという点について考察します。【柾葉進著/2015年/A5 36P 価格250円(税抜)】


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